ラミネート型リチウムイオン二次電池の作製技術開発
- 研究者名
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研究者情報 逢坂 哲彌 特任研究教授 (当時)
- 所属
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- 専門分野
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デバイス関連化学,ナノバイオサイエンス,電子・電気材料工学
- キーワード
背景
東日本大震災以降,省エネルギーや一気に高まった再生可能エネルギーの利用を促進するためには,そのエネルギーを溜める蓄電デバイスは必要不可欠である.そのなかでもリチウム二次電池はその高いエネルギー密度を有し,繰り返し使用性が高いことから,小規模な分散電源から電気自動車,携帯電話に至る小型機器の蓄電デバイスとして,広く実用化され,またさらなる応用について研究開発が行われている.しかしながら,研究段階及び事業スタートにおける小規模数量での蓄電池の購入は容易でなく,研究開発や,新規参入,ベンチャービジネスの立ち上げなどにおいて,大きな障壁となっている.
シーズ概要
本技術は,50~1000mAhのラミネート型リチウムイオン二次電池を供給可能なことである.研究室保有の優れたドライエア環境下(供給エア:露点<-95℃, 無負荷時室内露点-70℃)で作製するラミネートセルは,優れた組み立て機器,研究にて培ったリチウム二次電池作製のノウハウを用いることで,安定した特性のセルを提供が可能である.また研究用セルとして,内部試料の開示可能なことや,各種材料をオーダーメイドで受け作製し所望の特性を提供することができる.
応用・展開
本技術を元に,様々な容量・特性ののリチウムイオン二次電池を,所望に条件にて供給できるようにする.
優位性
研究開発用,小規模利用リチウム二次電池として,内部試料の開示可能なことや,各種材料をオーダーメイドで受け作製し所望の特性を提供することができる.
提供目的
受託研究、共同研究、技術相談
他のシーズ
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掲載日:
2012/07/12