新規の抗菌性ペプチド

2015-1023-03
研究者名
所属
専門分野
構造生物化学,創薬化学,生体分子化学
キーワード

背景

・多剤耐性菌の脅威からくる、新規抗菌薬開発の必要性
・従来の抗菌ペプチドはプロテアーゼによって分解され易い

シーズ概要

3重らせん構造で、かつ、N末付近にArgクラスター、C末にジスルフィド架橋を有する新規の抗菌活性ペプチド

優位性

・従来の低分子量の抗菌物質とは異なる作用機序
・プロテアーゼに分解されることなく血清中で安定に存在
・既知の天然抗菌ペプチド マガイニン2より強い抗菌活性
・溶血性や細胞毒性が低い

応用・展開

経口投与による腸管除菌、血中投与による尿路感染症、点眼抗菌剤など

資料

  • 図1:3重らせんペプチドライブラリを構築し、抗菌活性をスクリーニングした。
  • 図2:大腸菌に対する抗菌活性の評価
  • 表1:ペプチド構造と抗菌活性の相関関係
  • 図3:(左)ヒト赤血球に対する溶血性試験、(右)HDF細胞を用いた細胞毒性実験
掲載日: 2015/10/23