ドライバーの状況認識推定・安全運転システム

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研究者名
所属
専門分野
知能機械学・機械システム,知能ロボティクス,ヒューマンインタフェース・インタラクション
キーワード
特許名称
状況認識推定システム及び運転支援システム
公開番号
特開2020-197952
出願人
学校法人早稲田大学
出願国・地域
日本

シーズ概要

本発明は、状況認識推定システム及び運転支援システムに係り、更に詳しくは、所定の対象者の周囲を相対移動する認識対象物について、その対象者が適切に認識しているか否かを推定する状況認識推定システム、及び当該状況認識推定システムを利用して、対象者による自動車等の移動体の運転支援を行う運転支援システムに関する。

効果

視線データにより、各時刻において、各視認エリアにおける認識対象物の存在状況と対象者における各視認エリアの視認状況とを対応させ、これにより、各時刻において各認識対象物を対象者が視認しているか否かを推定可能になる。また、本発明の状況認識推定システムを利用することにより、運転者の状況認識能力の客観的な評価が可能になり、当該評価内容を運転者にフィードバックすること等により、事故防止の観点での運転者の運転能力の向上に資することになる。

応用・展開

従来システムの多くは、自動から手動への切替時のテイクオーバーに特化していたが、本発明はレベル0or1の手動運転でも高度自動運転でも利用できる。また、本発明の枠組みは、Human Monitoringという一般的な利用応用(車以外でも)が可能である。

優位性

実際の運転時において、各運転タスクで運転者が不足している状況認識をリアルタイムで推定できるため、当該状況認識が不足している場合に、注意喚起等により運転者に再度の視認を促し、或いは、状況認識の低下による事故等を抑制するための機器やシステムに対して動作指令する等の各種サポートが可能になる。

提供目的

受託研究、共同研究、技術相談、知財ライセンス

資料

  • 図1 本発明のポイント
  • 図2 視認領域とフェーズ
  • 図3 システム構成図

共同発明者

林 弘明 , 岡 直樹 , マナワドゥ ウダーラ , 菅野 重樹 教授 (理工学術院 創造理工学部 総合機械工学科)

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掲載日: 2019/07/30