生体組織の空間オミクス解析を可能にする微小組織採取システム

背景

◆ 生体機能の理解には生体組織のオミクス解析が必須
◆ 組織の部位と遺伝子発現を結びつけ理解する新技術が必要
◆ 現在は組織を高速採取する技術が不足、分析対象が限定

シーズ概要

◆ 微小組織を高速・自動的に採取するシステムを開発
◆ 顕微鏡像から指定した組織領域を連続的に採取
◆ 組織片はプレートに回収され、様々な解析に利用可能

優位性

◆ 短時間での組織採取が可能で、試料の劣化がない
◆ 動物・植物組織切片、培養細胞など様々な試料へ対応可
◆ 大量データ取得のための有力な研究支援ツール

応用・展開

◆ 組織部位特異的なゲノム・遺伝子発現・タンパク質・代謝物の解析
◆ 胚発生・がんの進展と進化・脳神経ネットワークなどの研究
◆ 病理標本の精密分析、医療・創薬研究におけるサンプリングツール

資料

  • 微小組織高速採取システムの概念図
  • 微小組織高速採取システム 試作機と内部構成
  • 微小組織採取の特徴と遺伝子発現解析への応用
  • マウス脳微小領域の遺伝子発現プロファイルの比較

共同研究者

竹山 春子 教授 (理工学術院 先進理工学部) , 神原 秀記 招聘研究教授 (株式会社日立製作所フェロー)

掲載日: 2016/10/24