酵素を複合化した高分子ファイバー・センサ~気相での保存と使用ができ、生体ガスをイメージングする~
- 研究者名
- 所属
- 専門分野
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生体医工学・生体材料学,高分子化学,ナノバイオサイエンス,薄膜・表面界面物性,構造・機能材料
- キーワード
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背景
◆ 生体ガス中の揮発性有機化合物(VOCs)は代謝や疾病に関係がある。
◆ 生体ガス中のVOCsは非侵襲的に計測し得る。
◆ 酵素を用いた従来のバイオ蛍光法・生体ガスセンサ:酵素・補酵素水
溶液の添加など複雑な工程の用事調製が必要。基材の自家蛍光が高い。
シーズ概要
◆ 酵素を自家蛍光が低い水溶性高分子に混合して電荷紡糸のみで作製。
◆ ガス透過性に適したファイバー・メッシュ状センサ。
◆ 気相で保存しそのまま使用できる。 まずエタノールガスの検出を実施。
優位性
◆ 用事調製不要でそのまま使える。応答速度が速い。低自家蛍光。
◆ 高いガス選択性。高感度(0.5 ppm測定を検証済み)。加熱不要で安全。
◆ 適切な酵素を選択すれば多様なガスや基質の検出に応用できる可能性あり。
◆ 高いガス選択性。高感度(0.5 ppm測定を検証済み)。加熱不要で安全。
◆ 適切な酵素を選択すれば多様なガスや基質の検出に応用できる可能性あり。
応用・展開
◆ 製品: アルコール検知器(2018年の国内メーカー出荷実績より、国内市場規模は数十億円以上)、
生体ガス検知器(2019年の世界市場規模は約25億ドル)、VOCs検知器
◆ 市場領域: 医療、運輸、ハウジング
他のシーズ
掲載日:
2023/10/25