遺伝暗号の新たな方向での改変を活用したタンパク質の進化工学

2018-0927-03
研究者名
所属
専門分野
生命・健康・医療情報学,生命・健康・医療情報学,生命・健康・医療情報学,生命・健康・医療情報学
キーワード

背景

◆ タンパク質製剤や、産業用酵素として使用するタンパク質について、進化工学を活用した変異体の創出が行われている。

◆ タンパク質製剤は“夢の治療薬”?;生体内安定性が低く、免疫原性を持つ
◆ PEG化が、安定性・免疫原性の問題を解決;ランダムな部位の修飾で活性が低下
◆ リジンを持たないタンパク質変異体はN末端特異的に修飾可能;リジンを持たず、かつ、活性を保持したタンパク質のデザインは困難
◆ ;進化工学による特性の向上が中途半端な段階で止まってしまう

シーズ概要

◆ 被修飾部位が限定されたタンパク質を進化分子工学によって創製
◆ 特定のアミノ酸を含まない「単純化遺伝暗号」が鍵
◆ 「移動平均暗号表」の活用で、進化の「死の谷」を克服

優位性

◆ タンパク質変異体を、既存の安価な試薬で   部位特異的に修飾・固定化ができる
◆ 進化工学による特性の向上を格段に進展できる
◆ 他の手段では得ることができないタンパク質変異体を単離可能 
◆ 得られたタンパク質変異体は、既存の手段で大量合成できる
◆ どのようなタンパク質にも適応可能

応用・展開

◆ タンパク質製剤
◆ 洗剤用酵素など、酸化環境下で使用する酵素
◆ 産業で活用されるタンパク質全般

資料

掲載日: 2018/09/27