高機能化CNT細線の開発
背景
◆大電流容量を有する配線材料の開発が必要
◆カーボンナノチューブ(CNT)は金属の1000倍の電流容量
◆単一材料での高導電性と大電流容量の両立は困難
◆カーボンナノチューブ(CNT)は金属の1000倍の電流容量
◆単一材料での高導電性と大電流容量の両立は困難
シーズ概要
◆垂直配向CNTアレイから無撚CNT糸を連続的に紡績 (Fig.1)
◆電解めっき処理によってCNT複合繊維を創製 (Fig.2)
◆様々な金属によるめっき形態の制御が可能 (Fig.3)
◆銅線の36.1%にあたる2.14×107 S/mの電気伝導率を達成
◆電解めっき処理によってCNT複合繊維を創製 (Fig.2)
◆様々な金属によるめっき形態の制御が可能 (Fig.3)
◆銅線の36.1%にあたる2.14×107 S/mの電気伝導率を達成
優位性
◆金属と比較して5倍以上軽く,比伝導率は銅線に匹敵する
◆抵抗率の温度依存性が小さく,高温環境下でも使用可能
◆ナノ材料の実用化で鍵となる生産性も高い
◆配線材料として十分に高い強度を有する(0.9 GPa)
◆抵抗率の温度依存性が小さく,高温環境下でも使用可能
◆ナノ材料の実用化で鍵となる生産性も高い
◆配線材料として十分に高い強度を有する(0.9 GPa)
応用・展開
◆ 電子デバイスおける軽量配線材料,大電流送電線
◆ 慣性モーメントの低さを活かした高出力モータ用コイル
◆ オーディオ用途高周波ケーブル
◆ 慣性モーメントの低さを活かした高出力モータ用コイル
◆ オーディオ用途高周波ケーブル
資料
共同研究者
酒井 貴広 (理工学術院 機械科学・航空学科) , 細井 厚志 教授 (理工学術院 基幹理工学部) , 川田 宏之 教授 (理工学術院 基幹理工学部)
掲載日:
2016/02/04