体内時計をターゲットにした機能性表示食品開発

2015-1022-01
研究者名
所属
専門分野
神経化学・神経薬理学
キーワード

背景

・ 体内時計システムが朝、昼、夕、夜をコントロールしている
・ 体内時計の不調は、不眠、肥満、アレルギー、癌の原因となる
・ 体内時計の振幅、周期、位相に影響を与える化合物がある

シーズ概要

・ 細胞評価系で、大規模スクリーニングを行う(fig.1)
・ 振幅、位相、周期に効くものを選択
・ 朝食用、夕食用の機能性食品成分のスクリーニング(fig2)
・ 動物とヒトの時計遺伝子で振幅、位相、周期を評価する(fig.3)

優位性

・ 体内時計の視点で機能性食品ライブラリーを評価可能
・ メリハリ(振幅)、朝型(位相)など用途別に評価可能
・ マウス・ヒトの時計遺伝子発現を個体で評価可能
・ 朝食用・夕食用の食品機能成分の時間栄養学的開発

応用・展開

・ 社会的時差ボケ、体内時計後退を改善する(前進させる)食品
・ 老化で減少した振幅を改善させる(振幅増大)食品
・ 朝食用・夕食用の機能性表示食品開発
・ 夜食に摂取しても夜型化せず肥満になりにくい食品

資料

  • Fig.1 カフェインはPer2遺伝子発現リズムの振幅を増大させ、周期を延長させる
  • Fig.2 1日2食マウスへの機能性食品A投与による脂肪吸収抑制は朝食事投与が効果的
  • Fig.3 マウス体内時計の可視化と昼間の餌投与による末梢臓器時計の位相前進模式図
掲載日: 2015/10/22