未利用木質バイオマスからのバイオオイル製造および利活用ネットワーク

2011-0914-03
研究者名
所属
専門分野
環境影響評価,環境政策・環境社会システム,環境技術・環境負荷軽減,熱工学,エネルギー学
キーワード

背景

エネルギーセキュリティやCO2削減の観点から未利用木質バイオマスの有効利用への関心が高まっている。

シーズ概要

急速熱分解による木質バイオマスからのバイオオイル製造技術やガス化とバイオオイル化を組み合わせたマルチなエネルギー供給に対応した知見を保有している(プラントメーカーとの共同研究により実用段階に達している)。その他、バイオオイルの性状に対応した流通・保管、燃焼性等に関する知見を有する。さらに、林業との連携した原料供給システムの在り方も含めた利活用ネットワークの構築に関する取り組みも産学官連携体制で実施している。

応用・展開

重油・灯油の代替燃料として期待される。産業利用の実証試験は完了しており、業務用ボイラ燃料等への適用が考えられる。現在、埼玉県秩父市を中心に原料供給を含めた実証事業を展開中である。林業イノベーションを含めた可能性を有する。将来的には、化成品の原料としてのニーズも想定される。

優位性

我が国のバイオマス液体燃料への取り組みはバイオエタノールやBDF等の輸送用燃料に偏重している。バイオオイル化は、シンプルなプロセスで収率も高い。熱利用に着目している点も特徴として挙げられる。

提供目的

受託研究

資料

  • 急速熱分解による木質バイオマスからのバイオオイル製造

関連論文

  • 平成20、21年度環境省地球温暖化対策技術開発事業「中山間地域におけるバイオオイルの利活用ネットワークの構築のための技術開発」(技術開発代表者)
掲載日: 2011/09/14