生体外で創る血管病モデルと薬剤スクリーニングへの応用

2062
研究者名
所属
キーワード
特許名称
血管病の病態再構築に関する方法、疾患モデル及び装置
公開番号
特開2020-31538
出願人
学校法人早稲田大学
出願国・地域
日本

シーズ概要

患者の血管病の病態に近似し、簡便かつ短期間で作製 可能で、血管組織が正常から病態へと経時間的に変化す るプロセスを解明することが可能な、ex vivoの疾患モ デルの作製方法を確立し、血管病の予防又は治療のため の薬剤のスクリーニングに利用可能な疾患モデルを提供 することを課題とする。

効果

本発明より、患者の血管病の病態に近似し、簡便かつ短期間で作成可能で、血管組織が正常から病態へと経時間的に変化するプロセスを解明することが可能な、ex vivoの疾患モデルの作成方法を確立し、血管病の予防または治療のための薬剤スクリーニングに利用可能な疾患モデルを提供することができる。

応用・展開

本特許をベースとして、正常血管から病態の発症、発症から重症化へと血管病を生体外で段階に応じて再現できる技術へと展開が期待される。また、各段階において薬剤スクリーニングに利用可能な疾患モデルを提供することができる。

優位性

薬剤スクリーニングはこれまで細胞培養から動物実験へという流れであった。細胞培養はヒト病態と類似した環境でのストレスを作用させることができない。動物実験ではヒトとの整合性が高まるが、肝心のストレス制御能がない。したがって、ある薬剤に対してその効果を得れることができるストレスの範囲を明確化できる技術を提供できる点が本特許の優位性となる。

提供目的

受託研究、共同研究、知財ライセンス

資料

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共同発明者

坂口 勝久 非常勤講師 (理工学術院 大学院先進理工学研究科) (当時) , 亀岡 洋一郎

掲載日: 2020/04/14