循環型生産実現のためのライフサイクルシミュレーション技術
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背景
深刻化する資源・環境問題に対応して持続可能な社会を実現するためには、生産の役割を,もの(例:エアコン)の提供から機能(例:部屋の温度を快適に保つ)の提供に変化させることで、大量生産、大量消費、大量廃棄の生産様式を、リユースやリサイクルなどを組込んで資源を有効に活用する「循環型生産」に変革する必要がある。
シーズ概要
製品の企画・開発段階で、環境負荷削減策を組み込むために、設計、製造、仕様、回収、再生といった製品ライフサイクル全体を計画・評価するための、ライフサイクルプランニング技術とライフサイクルシミュレーション技術。
応用・展開
廃棄後のリユース・リサイクルだけではなく、使用中の製品をオフィス内でローテーションするリユースや、回収した製品をモジュールに分解・再構成するリユース等、多様なニーズに応えながら資源循環を可能にする様々なリユース技術を展開している。
優位性
●ライフサイクルシミュレーションでは、ユーザがものの使用を終える時期や、ものをどのくらい使うとどの程度劣化するのかを予測するモデルが組み込まれており、それらに基づき、一定のマーケットで一定期間循環型生産を適用した場合の効果を環境面,コスト面等から評価することが可能である。
●モノとサービスを合体させて提供する「プロダクトサービスシステム(PSS)」に基づいた、環境調和型ビジネスモデル設計手法についての知見も有する。
●モノとサービスを合体させて提供する「プロダクトサービスシステム(PSS)」に基づいた、環境調和型ビジネスモデル設計手法についての知見も有する。
提供目的
受託研究、共同研究、技術相談
関連特許
- 特開 2012-108588 環境配慮行動提案システム、環境負荷低減支援システム、及びプログラム
掲載日:
2012/06/18