動画上の注目度を検出・可視化し配信する方法及び装置

背景

Youtube等の動画配信システムの普及に伴い、閲覧者側からリアルタイムで情報発信する手法や、マーケティングにおける閲覧者情報収集の重要性が高まっている。現行でサーバが把握できるのは、閲覧者による自発的な発信の他は、アクセス数やパソコンの識別番号(IPアドレスやMACアドレス等)にとどまる。例えば閲覧者が画面の前に本当にいるのかどうか、動画中のどの要素に興味・関心を抱いているのか等の情報は得ることが難しい。

シーズ概要

本発明は、閲覧者が動画中の「どこの部位を見る傾向にあるか」、つまり「注目度」を定量する方法(眼球運動計測装置は既存)と、その時系列統計的確率分布情報を動画上に可視化させ逐次更新・配信する手法及び装置・システムである。

応用・展開

・ 画像中の宣伝広告効果の定量化・ ゲーム機、ロボット、スポーツレッスンコンテンツ等への応用

優位性

・ 本発明では視線方向の情報に加え、瞳の径を測定することで重みづけをして、時系列統計的確率分布を求めることができる。・ 眼球運動計測装置は、安価な赤外線照射器や赤外光フィルタを導入し、広く市場に出ているノートパソコンや携帯端末に既に装備されているCMOSカメラを応用できるため、閲覧環境への本システムの導入が容易である。

提供目的

受託研究、共同研究、技術相談

資料

関連論文

  • 眼球運動が動作のスキルとして果たす役割-人間の注視点の時系列尤度分布の構築-,門側拓巳,清水創太,橋詰匠,第28回日本ロボット学会学術講演会講演論文集, RSJ2010AC3C3-4, (2010)
掲載日: 2011/09/22