ポーラス金属の製法と機械的性質の改善

2011-0914-04
研究者名
所属
専門分野
航空宇宙工学,機械材料・材料力学,金属物性・材料,金属・資源生産工学
キーワード

背景

多数の孔をもつポーラス金属は、低密度、大きな比表面積などにより、軽量構造材や衝撃吸収材、吸音材料、生体材料などに応用することができると期待されている。本シーズは、このようなポーラス金属の製法及び強化方法に関する研究成果である。

シーズ概要

溶湯発泡法を用いた各種アルミニウム合金の製法(気孔安定化への提言)
塑性加工(圧延、押出し、ワイヤブラッシング、ショットピーニングなど)によるポーラス金属の強化技術。

応用・展開

騒音・振動吸収、軽量性の求められる用途、あるいは流体透過性が求められる部位(ヒートシンクなど)への応用が考えられている。新たな視点によるニーズ開拓が現在求められている。

優位性

・ 各種合金系の気孔安定化メカニズムを探り、ニーズがある合金系のポーラス材作製を試みる。
・ 従来のポーラス材は,鋳造あるいは粉末冶金のままで用いられてきたため、塑性加工品と比較して強度不足が問題とされてきたが、本シーズは気孔を維持しながらポーラス材を強化するものである。

提供目的

受託研究、共同研究

関連特許

  • 特許 2005-143245 「人工声帯、声帯駆動機構、発声装置及びロボット」(無効)
掲載日: 2011/09/14