熱交換器内におけるナノ流体による最大除熱量の増大
- 研究者名
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研究者情報 師岡 愼一 特任教授 (当時)
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背景
原子炉から取り出した熱を外部へ伝えるために蒸気を発生させる熱交換器(蒸気発生器)では、経済性を向上させるため小型にすることが望まれている。
シーズ概要
熱交換器内の媒体(水)にTiO2ナノ粒子を混ぜ、蒸気発生器を数時間予備運転することにより、伝熱管内部にナノ流体が吸着し、ナノ構造が形成される。それにより、除熱量が増大する。
応用・展開
ボイラの伝熱管、空調機の蒸発器など一般的な蒸気を利用した熱交換器にも利用可能。
優位性
ナノ粒子を用いることにより、伝熱管を機械的に加工することなく、短時間の運転で効果を得ることが可能である。また、金額も安価である。
提供目的
受託研究、共同研究、技術相談
掲載日:
2012/03/13