手書きノートからの効果的なサムネイル作成
- 研究者名
- 所属
- 専門分野
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マルチメディア・データベース,計算機システム,生命・健康・医療情報学,ソフトウェア,知能情報学
- キーワード
背景
手書き入力を行うことができるタブレット端末の普及が急速に進み、オンライン上でも手書きのデータが増加している。これに対応し、手書きデータから効率的に情報を集める技術が必要となってきているが、従来の縮小表示されるサムネイルからでは検索では手書きされたテキスト情報の可読性が低下し非効率となっている。
シーズ概要
一覧表示する際に、概要から容易に内容を把握できるサムネイル表示は有効であるが、手書きデータの場合は文字が小さくなりすぎることから、逆に時間がかかる結果となる。
そこで下線や囲い込みといった強調表現を自動認識することで拡大表示し、図表と組み合わせることで重要部分のみを抽出したスニペットによる圧縮サムネイルを自動生成する。この結果、サムネイルの概要を容易に理解でき、検索効率を向上させることができる。
そこで下線や囲い込みといった強調表現を自動認識することで拡大表示し、図表と組み合わせることで重要部分のみを抽出したスニペットによる圧縮サムネイルを自動生成する。この結果、サムネイルの概要を容易に理解でき、検索効率を向上させることができる。
応用・展開
iPadアプリケーション:「大学のーと」やWindowsアプリケーション(液晶タブレットによる入力)等のオンライン手書きデータの収集システムと連携することで、効率的な手書きデータの収集を行うともに、容易にデータの利活用を行うことができる。
優位性
従来の縮小サムネイルと比較して、検索にかかる時間では21%、検索時にかかるクリック数などの作業については51%の削減を行うことが可能である。
提供目的
受託研究、共同研究、技術相談
関連論文
- 浅井洋樹, 山名早人:“オンライン手書きノートからの強調語抽出”, 日本データベース学会論文誌 Vol.10, No.1, pp.67-72 (2011.6)
- Yuji KASUYA and Hayato YAMANA:“Interactive Pen-based Interface for Inputting Mathematical Expressions”, Proc. of 2007 International Conf. on Intelligent User Interfaces (2007.1)
他のシーズ
掲載日:
2011/09/13