3D高精細CG画像の高速レンダリング (煙、炎等の反射を高速描画)
シーズ概要
非均一関与媒質が物体の表面に反射して見える映り込みを計算するレンダリング方法であり
◆ 煙や炎を含む三次元領域をスライス状の面光源の重なりと見なす
◆ 各スライスが照らす明るさは解析的かつ瞬時に計算可能
◆ 媒質を伝わる光の間接照明効果を効率的かつリアルに表現可能
効果
非均一な関与媒質が別の物体に映り込む現象をリアルかつ高速に(実時間で)表現できる。
典型例としては、煙や炎等が壁、水面等に反射する態様を描写する場合がある。
応用・展開
◆火災避難等のVR等を用いたCGシミュレータでの活用
◆PCや次世代ハードを中心とするハイエンドゲームコンソール
◆DCC(Digital Content Creation)ツールやゲームエンジンでの高品質プレビュー
優位性
◆ レイマーチング法等より高速かつ高品質, 計算負荷と品質のトレードオフも調整可能
◆ モンテカルロ・パストレースと同等の品質を1フレームあたり10ミリ秒程度で出力可能
提供目的
共同研究
共同発明者
久家 隆宏 , 谷田川 達也 非常勤講師 (当時)
関連論文
- 1.Real-Time Indirect Illumination of Emissive Inhomogeneous Volumes using Layered Polygonal Area Lights. Computer Graphics Forum, Volume 38, Issue 7, pp.449-460, 2019
- 2.Linearly Transformed Cosinesを用いた非等方関与媒質のリアルタイムレンダリング , VCワークショップ2018
掲載日:
2021/04/09