表題番号:2025R-055 日付:2026/01/31
研究課題透明⾻格標本のマウスの背⾻を観察する中学理科実験の開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等学院 教諭 加藤 陽一郎
研究成果概要
 中学理科の授業実験で1人1個の試料を用意する目的で、冷凍ピンクマウスで透明骨格標本を必要数作製した。次に、マウスの椎骨の形と個数を調べる探索に関して、観察ポイントをまとめた。具体的には、椎骨を部位に分け、その数を資料として提示した。頸椎7個、胸椎13個、腰椎6個、仙骨4個、尾骨多数。
 理科の授業にて、生徒にICT機器として、PCとWEBカメラを用いてマウスの標本を観察させた。実験では、頭蓋骨の下から足が接続する仙骨まで、つまり脛骨+胸骨+腰椎の1セットを、観察対象とした。これらの部位、計26個の椎骨を数えることを基本課題とし、さらに可能であれば椎骨の部位名を特定する課題を課した。
 実験を体験した生徒の感想では、背骨が多くの椎骨からなるということを知った、という声が多かった。椎骨を数えるという課題を課すことで、背骨をじっくり見る機会が増え、生徒は背骨の基本構造を学習した。学習の向上効果が見られた。
 今後は、過去に実施済みのカエルの実験と比較し、単独使用の場合、教材として、カエルとマウスのどちらがより有効か検討する。また、授業内で両方とも観察できる場合を想定し、それぞれの椎骨の形や数から、そのちがいが脊椎動物の進化を踏まえた学習内容に発展するか調べたい。