表題番号:2025E-036 日付:2026/03/04
研究課題認知心理学の知見を応用した英語スキルの獲得の最適化
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 国際教養学部 准教授 鈴木 祐一
研究成果概要

本研究は、認知心理学の知見を外国語(英語)教育に応用し、学習時間を変えずに学習スケジュールを工夫することで、英語スキルを支える文法知識の獲得を効率化できるかを検証することを目的とした。具体的には、交互学習効果(interleaving effect)に着目し、複数の英語スキルを交互に練習することで、文法習得の効果を高めることができるかを検討するものである。また、言語適性やワーキングメモリなどの個人差要因が学習効果に与える影響についても分析した。その結果、複数スキルを交互に学習することで、文法習得の効果を高められる可能性が示された。この成果は、認知心理学と第二言語習得(SLA)研究の融合という学際的な研究領域の発展に寄与するものであり、その理論的枠組みはDeKeyser, R. M., & Suzuki, Y. (2025). Skill acquisition theory. In B. VanPatten, G. D. Keating, & S. Wulff (Eds.), Theories in second language acquisition: An introduction (4th ed., pp. 157–182). Routledge.として書籍の章において報告した。加えて、本研究の知見を含むISLA研究の教育的示唆について、国内の英語教育関連学会等にて招待講演を行い、成果の一部を研究者のみならず英語教育関係者に広く発信した。