表題番号:2025C-792 日付:2026/04/01
研究課題ベイズ決定理論と統計的因果モデルに基づく逐次的意思決定フレームワークの構築
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) データ科学センター 准教授 堀井 俊佑
研究成果概要
本年度は、昨年度の研究課題「因果効果推定のための実験計画法」に基づく知見を発展させ、観察データと実験データを統合した因果推論手法の高度化に取り組んだ。具体的には、構造的因果モデルの枠組みにおいて複数データ源を統合するベイズ推定法を構築し、因果構造およびパラメータの不確実性を考慮したロバストな因果効果推定を実現した。さらに、モデル不確実性を事後確率に基づき統合する手法により、有限データ下での推定精度向上を理論的・実証的に確認した。これらの成果は、逐次的意思決定において重要となる「データ生成メカニズムの変化」を明示的に扱う基盤を提供するものであり、ベイズ決定理論と統計的因果モデルを統合した新たな逐次的意思決定フレームワークの構築に向けた重要なステップである。