表題番号:2025C-777
日付:2026/03/26
研究課題異言語間相互作用がバイリンガル認知に与える影響:視線・脳波計測と計算モデル解析
| 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | 国際学術院 国際教養学部 | 准教授 | 中村 智栄 |
- 研究成果概要
本研究課題では、バイリンガルにおけるリアルタイム言語処理のメカニズムを明らかにすることを目的とし、実験的手法と理論モデルの両面から検討を行った。
視線計測および脳波計測を用いた実験を実施し、異なる言語間の相互作用が文理解過程に及ぼす影響についてデータを収集した。特に、文処理における予測的処理および構造的統合の過程に着目し、バイリンガルに特有の処理特性の検討を進めた。
また、収集したデータに基づき、視線データおよび脳波指標を統合的に分析するための枠組みを検討するとともに、実験結果を説明可能な計算モデルの構築に向けた基礎的検討を行った。
さらに、大阪大学宮本陽一教授およびMITのSuzanne Flynn教授との共同研究を通じて、研究設計や分析手法に関する議論を重ね、今後の研究の方向性および発展的課題を明確化した。
以上の成果により、異言語間相互作用がバイリンガルの言語処理に与える影響について、実験データに基づく新たな知見を得るとともに、今後の理論的および計算的モデル化に向けた基盤を構築した。