表題番号:2025C-765 日付:2026/02/07
研究課題メディア環境変化とスポーツ人気の構造的変遷 ― スポーツ中継のテレビ視聴率に基づく分析 ―
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 准教授 大井 義洋
研究成果概要
本研究は、日本におけるテレビ視聴を社会的な実践として捉え、その長期的な構造変化を明らかにするとともに、そうした変化の中でスポーツ視聴がどのような位置を占めてきたのかを把握することを目的として進めている。1990年代後半以降、メディア環境は多チャンネル化、デジタル化、インターネットやモバイル端末の普及などを背景に大きく変容してきたが、テレビ視聴そのものの基盤がどのように推移してきたのかについては、長期的視点から整理した実証的研究はほぼこれまでなされていない。 本研究では、特定の番組や一時的なイベントの人気を説明するのではなく、テレビ視聴率データを用いて、視聴の母数構造および番組ジャンル構成の変化をマクロな視点から整理する分析枠組みを採用している。特に、1997年から2025年までの約30年間にわたる長期時系列データを対象とし、テレビ視聴全体の変化の中でスポーツ番組視聴を位置づけ直す点に本研究の特徴がある。 現在は、視聴率データの整理および基礎的な時系列分析を進めている段階であり、分析結果の確定には至っていない。本研究は継続中であり、今後もデータをさらに収集し、それを用いた分析を積み重ねることで、テレビ視聴環境の変化とスポーツ視聴の関係を記述的に明らかにしていく予定である。