表題番号:2025C-736
日付:2026/04/03
研究課題4次元空間における直感的なポインティングシステムの構築
| 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 助教 | 五十嵐 治雄 |
- 研究成果概要
- 大規模データを3次元空間で直感的に可視化しインタラクションするシステムの研究が、CG技術の発展と共に長く続けられている。近年はVR技術の普及によって3次元空間とのより直接的なインタラクションが可能になり、VRに最適化した新たな表現手法の検討が進められている。さらに、スクリーンとマウスによる2次元のインタフェースを通した3次元空間とのインタラクション手法をVRに適用することで、VR空間内の3次元スクリーンとモーションコントローラの3次元動作によって4次元空間においてデータを可視化しインタラクションするシステムが提案されている。4次元空間でのデータ可視化やその操作は、これまで点群などの可視化およびその移動や回転といった単純なものにとどまっており、実用可能なシステムの構築のためには、より多様なデータ構造の可視化手法とより自由かつ詳細なデータの操作手法の双方について更なる発展が必要となる。本研究では、4次元のデータの選択や編集・描画といった基本的動作を可能にするためのポインティングインタフェースを実装したシステムを構築した。本インタフェースは3次元CGを扱う一般的システムのメカニズムをVR空間に拡張したものであり、モーションコントローラで操作できるポインタを通して、4次元空間内の特定の3次元部分空間との交点や投影されたデータを能動的に選択できる。選択した対象に対しては、対象を中心とした回転や拡大縮小操作のほかに、ハイライトやマーカの描画、パラメータの抽出などデータの分析を補助する処理を実行できる。本研究は、今後更なる機能の充実や異なる種類のデータへの最適化を進めていく4次元インタフェース研究の基礎として位置づけられる。