表題番号:2025C-727 日付:2026/02/02
研究課題仮設環境装置「コンテナガーデン」を用いた、国を跨いだ都市のエアーポケットの再資源化の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 准教授 渡邊 大志
研究成果概要

本課題は移動可能な木造のオリジナルコンテナを新規開発・製作し、それぞれ異なる場所の庭園を移送してそのまま仮設置することにより、仮設の都市環境装置としての効果と共に設置場所の土地の再資源化を図ることによって、仮設的な公共性の発生と活性化を図ることを目的としている。本年度は、前半にオリジナルコンテナの試作を行い、六本木デザインハブで開催されたゼミ展に出展するとともに、世田谷公園で開催されたガーデニングフェア及び千葉県の漁業関係者・飲食店経営者の駐車場にてそれぞれデモンストレーションを行った。これによって一般にその試みと成果を広く周知した。また、後半では今後の国際的な展開を念頭にフィンランド・ヘルシンキ及びオーストリア・ウィーンの現地協力者にそれぞれ前半の成果発表を行い、継続的な研究の支援を要請し、それぞれの都市での今後の実現可能性を議論した。さらに、その後国内外での輸送可能な寸法に再調整するなど、オリジナルコンテナの次なる試作品のための検討を継続している。特に、庭園を内蔵するための灌水装置やLEDを用いた人工照明装置には改善の余地が多くあると同時に、コンテナの構造体もより一層この課題の目的に合理的なものに改善していく必要があることが本課題の遂行によって明らかになった。一方で、デモンストレーションでは、設置したコンテナガーデンの内外でカフェ利用やくつろぐ一般利用者がいるなど、一定の成果があることも検証できた。今後は、これらの再調整と検証結果を前提にさらなる改良と研究の幅を広げる予定である。