表題番号:2025C-682
日付:2026/02/07
研究課題生成AIへの愛着不安定性がAIによるユーザーパーソナリティ把握の正確性に与える影響
| 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | 文学学術院 文学部 | 助手 | 楊 帆 |
- 研究成果概要
- 本研究は,生成AI(ChatGPT)が使用者の性格特性をどの程度推測できるのか,またその一致度がユーザーとAIとの心理的関係性によって左右されるのかを検討したものである。日本人ChatGPT利用者を対象に,ビッグ・ファイブ性格特性の自己評定と,チャット履歴に基づきChatGPTが推測した性格評定との関連を分析した。その結果,自己評定とAI推測値の間には有意な正の相関が認められた一方,AIは全体的に自己評定よりも高めに性格を評価する傾向が示された。さらに,AIに対する愛着不安が高いほど,外向性,協調性,否定的情動性における自己評定とAI推測との一致度が強まることが明らかとなった。これは,愛着不安の高い利用者ほど自己開示が多く,AIがより豊富な手がかりを得られる可能性を示唆する。本研究は,AIによる人物理解が技術的性能のみならず,人間側の関係志向や感情的傾向にも影響されることを示し、今後の人間―AI関係の発展に重要な示唆を与えるものである。