表題番号:2025C-593
日付:2026/04/01
研究課題カフェイン摂取のタイミングが認知機能に与える影響:CYP1A2遺伝子型に基づく研究
| 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 | 准教授 | 谷澤 薫平 |
- 研究成果概要
本研究は、カフェイン摂取のタイミングが認知機能に与える影響が、CYP1A2遺伝子型によって異なるかどうかを明らかにすることを目的としている。今年度は、実験実施に向けた準備および予備的検討を中心に研究を進めた。
まず、実験手順の確立を目的として、健常成人を対象とした少人数の予備実験を実施した。予備実験では、カフェインをカプセルの形で投与する方法を採用し、その調製方法の妥当性および含量の均一性について検証を行ったうえで、カフェイン摂取後にPsychomotor Vigilance Task(PVT)を用いて認知機能の測定を行い、課題の実施時間、測定手順、実験環境の適切性について検討した。また、無作為化および盲検化の手順についても検証を行い、本実験に適用可能であることを確認した。さらに、副作用の有無についても質問票を用いて確認し、安全性に関する評価を行った。その結果、測定手順および実験環境について再現性と実施可能性が確認された。
これらの結果を踏まえ、本実験においても同様にカプセルを用いた方法でカフェインを投与し、体重あたり6 mg/kgの用量で実施している。さらに、二重盲検ランダム化クロスオーバー試験デザインを採用し、恒温恒湿に制御された環境下で実施している。現時点では、4名の被験者に対してデータ収集を完了しており、実験手順に大きな問題は認められていない。
今後は、被験者数を増やし、データの蓄積を進めるとともに、摂取タイミングと遺伝子型の交互作用を含めた解析を行い、カフェイン摂取が認知機能に及ぼす影響についてより詳細に検討していく予定である。