表題番号:2025C-590
日付:2026/02/02
研究課題生活習慣病予防に寄与する身体活動を積極的に行う人の背景を明らかにする疫学研究
| 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 | 教授 | 澤田 亨 |
| (連携研究者) | 早稲田大学スポーツ科学研究科 | 博士課程大学院生 | 王 棟 |
| (連携研究者) | 早稲田大学スポーツ科学研究科 | 修士課程大学院生 | 朱 学錦 |
- 研究成果概要
【背景】青少年期における運動部やスポーツクラブへの参加と、成人期の生活習慣病有病率との間に関連があることが報告されている。しかしながら、青少年期における体育の好き嫌いと成人期の糖尿病有病率の関係を調査した研究はみあたらない。
【目的】本研究は、小中高における体育の好き嫌いと成人期における糖尿病有病率の関係を調査する。
【方法】社会調査会社から3,010人(18~64歳)の回答結果を匿名で受け取り、2,738人のデータを解析対象とした。研究参加者を小中高における体育の好き嫌いでそれぞれ4群に分類し、「嫌い群」、「やや嫌い群」、「やや好き群」、「好き群」を設定した。そして、ロジスティック回帰モデルを使用し、目的変数に糖尿病の有無、説明変数に体育の好き嫌いを投入し、性・年齢調整オッズ比を算出した。
【結果】糖尿病有病者数は125人であった。小学校における体育の好き嫌いについて、「嫌い群」を基準にした場合の他の群のオッズ比(95%信頼区間)は、0.71 (0.42―1.20), 0.80 (0.49―1.28), 0.81 (0.49―1.35) (トレンド検定 = 0.41)であった。また、中高においても同様の傾向であった。
【結論】青少年期における体育の好き嫌いと成人期の糖尿病有病率の間に明確な関係は観察されなかった。