表題番号:2025C-585
日付:2026/03/25
研究課題通信制高校における学習行動分析を基にした面接指導デザインと行動収集システムの改良
| 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 助手 | 内山 慎太郎 |
- 研究成果概要
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本課題では,通信制高校における学習行動分析を基盤として,面接指導の質向上に資する指導デザインの検討と,そのための行動収集システムの改良に取り組んだ。
まず,行動収集システムの改良については,学習者の行動データをより多面的に取得するための開発を進めた。その一環として,学習時の状態把握に資する生体情報を収集可能とするデバイス開発に取り組み,講義動画視聴時の利用を想定した生体情報計測マウスの試作と予備評価を実施した。これらの成果は,国内学会において発表した(内山ほか 2026)。一方で,既存の行動収集システムにトラブルが発生し,実践現場における一時的なデータ収集停止を余儀なくされた。この点については,原因を特定済みである。現在,関係者間で問題解決に向けた協議を継続している。
次に,面接指導デザインについては,通信制高校の実態に即した支援のあり方を明らかにするため,実践協力校との連携のもとで検討を進めている。特に,学習行動分析の結果をどのように面接指導へ反映し,学習者理解や個別支援の充実につなげるかという観点から,学校現場の知見を踏まえた議論を重ねている段階にある。現時点では具体的な実装には至っていないものの,実践的かつ継続的に活用可能な指導デザインの構築に向けて,基盤整備を進めている。
今後は,行動収集システムの安定運用を早期に回復するとともに,面接指導デザインの具体化を通して,通信制高校における学習支援の高度化に寄与することを目指す。