表題番号:2025C-550 日付:2026/04/04
研究課題近世・近代山村の生業・景観復原と地域秩序の調査
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 社会科学総合学術院 社会科学部 教授 黒田 智
研究成果概要

群馬県中之条町赤岩地区の古文書・文化財調査を実施した。重要伝統的建造物群保存地区に指定されている同地区に残っている手つかずの古文書類の悉皆調査をめざし、前年から地区内の予備調査を実施し、このうち関駒三郎家文書の調査と史料目録作成に着手している。

本年度は関駒三郎家文書・文化財調査を継続し、①61516日、②9月4日~6日、③12月12~153回にわたって実施した。調査には、長瀬有輝(中之条町歴史と民俗の博物館ミュゼ学芸員)のご協力をいただき、野口華世(前橋国際大)、吉岡由哲(東京国立博物館)のほか、早稲田大学大学院文学研究科院生、早稲田大学社会科学部日本文化史ゼミ院生・学部生、前橋国際大学学部生にもご参加をいただいた。また5月16日、2月28日に成果確認と今後の調査と研究方法、成果公開の方針について会議を行なった。

現在、同家文書の9割に相当する1200点ほどの写真撮影を終え、約8割ほどの目録作成を終えている。寛文検地帳を中心に赤岩村の耕地・集落データベースを作成し、村絵図群の整理と分析を進めて、中近世山村の景観復原モデルの構築を進めた。今後は、補充調査と目録情報の整理を進めて、ネットでの公表や報告書の刊行を予定している。