表題番号:2025C-544 日付:2025/10/13
研究課題明治期就学率の計量分析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 社会科学総合学術院 社会科学部 准教授 安中 進
(連携研究者) 東京国税局 小泉琢翔
研究成果概要
すでに『帝国統計年鑑』を用いて明治期の就学率を研究するのに必要な米の生産高や学校数、教育費、授業料といった変数を各年収集し終えていたが、さらに追加的に『文部省年報』を用いた就学率を入手した。この追加的なデータによる新たな分析も行い、元の分析結果の頑健性を確認し、論文を執筆した。この論文では、これまで明治期の就学率に関する研究では必ずしも十分に用いられてこなかったデータを現代の標準的な計量分析を応用して分析し直し、主に質的な研究によって報告された研究の知見を再検討した。その結果これまでの知見を支持しつつ一部の修正をした。この論文を2025年度日本政治学会研究大会において報告した。今後は学会でのコメントを受けて必要な修正を行い日本語査読誌(念頭にあるのは『日本比較政治学会年報』)へ投稿予定である。今後は投稿