表題番号:2025C-531 日付:2026/03/12
研究課題外因性5-アミノレブリン酸による細胞内プロトポルフィリンIXの蓄積に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 教授 高橋 淳子
研究成果概要

5-アミノレブリン酸(ALA)はヘム生合成経路の前駆体であり、外因性に供給された場合、細胞内でプロトポルフィリンIXPpIX)の蓄積を誘導することが知られている。本研究では、外因性ALA投与による細胞内PpIX蓄積の過程に着目し、その制御要因および細胞応答の特徴について基礎的検討を行った。特に、細胞内代謝経路の動態や細胞状態の違いがPpIX蓄積に与える影響に注目し、複数の実験系を用いて総合的に解析した。その結果、外因性ALAの処理により細胞内ポルフィリン代謝に特徴的な変化が生じることが示唆され、PpIX蓄積量には細胞の生理状態や代謝環境が関与する可能性が示された。これらの知見は、ポルフィリン代謝の理解を深めるとともに、PpIXを利用した診断・治療技術の基盤的情報となることが期待される。