表題番号:2025C-516
日付:2026/03/27
研究課題IOT-機械学習系応用開発のプロトタイピング手法に関する研究
| 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | 理工学術院 国際理工学センター(理工学術院) | 教授 | 加藤 洋一 |
- 研究成果概要
- 今期は、良好な睡眠を確保するための環境監視、環境改善への推奨アクションの提示、注意報の提示、などを目的としたIoTシステムを試作し、そのプロトタイプ実現プロセスを分析することで、プロトタイピング参加メンバーのスキルセットがどのようにその進捗に影響するかを観察した。このシステムは、家庭の寝室や夜勤がある業務での仮眠室に環境監視エッジコンピューターを設置して各種環境データを取得し、それをサーバーに伝送して分析、ユーザーへの環境データ提示、注意報の提示、などを行うことを想定している。当初のプロトタイピング参加者は、エッジコンピューターに若干の経験がある参加者、Web-DB系のシステムに若干の経験がある参加者、および、これらの経験がほとんどない参加者、の3名である。プロトタイプの概略設計段階では技術経験に関わらずメンバーは積極的に意見を述べ、比較的短期間で使用センサー部品の選定や開発内容が策定された。一方、実際の開発段階に入ると、若干の技術経験のあるメンバーでも開発の取っ掛かりが掴めない状況となった。このため、IoTシステムの開発に十分経験のある技術者をアドバイザーとしてアサインし、メンバーへの技術サジェッションを行うこととした。この後は開発は順調に推移し、目的の機能を達成することが出来た。これらの観察から、上記のような比較的簡易なシステムの開発であっても、やはり初級者だけでは開発を完結できず、ある程度習熟した技術者の関与が必要であることが示唆される。報告者が目指す「草の根IoT開発による地域課題の解決」を進めるためには、容易にアクセスできる技術メンター派遣、のような施策が必要であろう。