表題番号:2025C-504
日付:2026/02/12
研究課題非天然型アミノ酸及びその類縁体を用いた機能化物質生産
| 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 講師 | 大竹 和正 |
- 研究成果概要
- 申請者は、生物のもつタンパク質合成システムである翻訳系を利用して非天然型アミノ酸をタンパク質中へと部位特異的に導入する研究を以前より推進している。様々な非天然型アミノ酸の導入が可能となっているが、その中にはフォトクロスリンカーと呼ばれる光反応性アミノ酸や、アミノ酸のα-アミノ基が水酸基へと置き換わった誘導体であるα-ヒドロキシ酸も含まれている。近年注目されている非天然型アミノ酸の1つにFluorosulfate-L-tyrosine(FSY)が挙げられる。FSYは立体的に近接した求核残基と特異的に共有結合を形成し、不可逆な結合体を形成する。大阪大学樋野展正講師らとの共同研究によりFSYを用いてSARS-CoV-2に対する新たな戦略を提案した。ACE2デコイレセプターにFSYを導入することによりウィルスのスパイクタンパク質RBDと不可逆的に結合し、変異株に対しても中和活性を維持することを示した。本研究はProtein Science誌において誌上報告を行った。