表題番号:2025C-431 日付:2026/03/09
研究課題高周波信号計測のための光信号処理に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 小西 毅
研究成果概要
Beyond5G における情報通信の高速化および大容量化にむけて、数十GHz~ 数THz の高周波信号への移行が求められているが、信号を直接計測することが難しくなるだけでなく、計測の分解能、装置のコストの観点においても課題が顕在化しており、中間周波数(IF)へ周波数変換することで低周波領域において計測する手法が広く採用されている。しかし、周波数変換時に発生するロスや高調波成分などの課題が残されている。しかし、周波数変換時に発生するロスや高調波成分などの課題が残されている。そこで、この手法の限界要因について改めてシミュレーションを中心に検証を行い、現在検討されているバイアス電圧制御などの改善方法にも制限があることを確認した。また、その限界を超える信号の計測を実現するために、申請者らは測定対象信号による変調時に光信号に発生する側帯波を利用した独自の測定方法をこれまでに提案してきており、30GHz帯の高周波通信信号に対して得られた測定可能信号の更なる高周波化への課題抽出とその解決アプローチの検討を進めた。課題抽出を行うために30GHz帯の高周波通信信号に対して得られた計測結果と商用化されている最も高性能な高周波計測器との比較を通してその優位性を検証した。そのために、商用化されている最も高性能な高周波計測器の利用のための出張実験を行った。また、得られた成果を国際および国内の会議で発表を行い、その成果の議論を行った。特に、国際会議(PIERS2025)では、高周波信号応用分野の研究者との有益な意見交換を実施し、高周波信号を取得するE/O変換器の性能向上が最も重要であるとの課題抽出に至った。そのため、更なる高調波発生を通した検証実験にも着手した。