表題番号:2025C-396
日付:2026/02/09
研究課題Diversityとgenderに配慮した英語教材・教科書開発のための国際比較
| 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | 商学学術院 商学部 | 教授 | 森田 彰 |
- 研究成果概要
- 本課題の最終目的は、今日の diversity/gender に配慮した言語活動の変化の様相を見出し、その知見に基づいた新たな英語教材・教科書を開発する事にある。そのためのデータ収集の一環として、本年度は昨年度に続き、he/she に代わる they の使用等を中心とした gender、さらに LGBTQ+ など性的マイノリティに配慮した表現・語法を調査するだけでなく、広く運用全体における、話題・例示など、運用場面全体での傾向にも調査の焦点を当てた。その検証資料収集のため、継続的に行っている主にネットによる公文書等の状況の調査に加え、英語を公用語とするシンガポールでの英語運用に目を向け、現地での英語運用全般に関して調査を行った。具体的には、教育場面としては、早稲田渋谷シンガポール校を訪問、現地在住 native による授業と現地英語文書を使った授業の参観を行い、生徒との遣り取りも含め、その英語運用状況を観察した。また、報道場面(機関)における資料収集のため英国BBCのアジア拠点を訪問し(森田は BBC NEWS ジャパンの番組審議委員を務める)、今後の協力を求め、継続的な交流を約した。これら取材を総合的に評価すると、シンガポールでは、英国また合衆国に見られるよりも20世紀後半の状況に比べ、diversity/gender に配慮した言語活動の変化の度合いは、進んではいるもののやや緩やかで、中等学校での教材も含め、一般的にはより広範な対応は見られず、継続的観察が必要であると感じた。また、研究成果の一端として、19世紀の英国文人 Walter Pater の英語表現と現代のそれとの比較を試み、以下「研究成果」に記すように、日本ペイター協会での招待発表を行った。なお、Trump政権下における合衆国でのこれに関するある種の「より戻し」については、次年度以降に調査したい。