表題番号:2025C-361 日付:2026/03/18
研究課題ピアニカの教育的機能と発展過程 ―楽器メーカーと小学校現場の連携に着目して―
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 講師 稲生 涼子
研究成果概要
 本研究では,1960年代後半から1970年代にかけて岐阜県吉城郡古川小学校で実践された「ふしづくりの教育」と,その実践が波及した岐阜県羽島郡下羽栗小学校を対象に,教育用鍵盤楽器の発展過程と授業実践との相互関係に注目した。

 研究方法としては,楽器メーカー側および「ふしづくりの教育」に携わった授業者への聞き取りによって得られた音声データと,実地調査で収集した史料を照合しながら分析を行った。
 
 その結果,「ふしづくりの教育」に関して重視されていた,互いの音を聴き合いながら主体的に表現を創造する活動は,複数による同時演奏や音色の選択を可能にする鍵盤楽器の機能によって支えられていたことが確認された。