表題番号:2025C-345 日付:2026/04/02
研究課題至高体験のリアルタイム測定を実現する多チャネル生理計測手法の開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 准教授 片平 建史
研究成果概要

心理的Well-beingに関わる「至高体験」を研究するための基礎的検討の一環として実施する。至高体験の一類型として感動や畏怖といった強い感情経験が挙げられる。本研究はこれらの経験を心理生理学的に検討するための生理計測手法の開発を目的とする。

本研究では鳥肌の客観的計測によってこれらの至高経験を実環境で、かつリアルタイムでの測定を実現し、それと同時に複数の自律神経指標を計測する手法を開発することで、感動や畏怖を心理生理学的に探究する基盤的技術を確立する。

今年度は昨年度までの研究で開発した、Raspberry Piをベースとする実環境で鳥肌を計測する機材のプロトタイプを使用し、実環境での計測テストを実施した。NHK番組『あしたが変わるトリセツショー』への番組協力としてフィールド計測を実施し、ノイズへの対応など計測システムの改善につながる示唆を得た。また、鳥肌に加えて各種の生理計測項目の同時計測を行う多チャネル計測システムの新規開発に向け、脈波センサおよび皮膚電気活動センサの実装に向けた検討を行った。