| 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | 高等学院 | 教諭 | 竹田 淳一郎 |
- 研究成果概要
【概要】
理科は実験を必要不可欠とすることが他の教科と異なるが,あらかじめ結果がわかっているテーマで実験を行うことが基本であり,その内容をアクティブラーニングに適用するには教員が発問の方法を工夫するなどの高いスキルが必要である。しかし,国際化学オリンピックや科学の甲子園などで実施された実験問題は競技性が高く,改良して授業に導入できればアクティブラーニングとして適用できると考えた。この研究は9年ほど前から進めているが,現段階での進行状況を報告する。
【結果と考察】
今年度は中学生の酸・アルカリの分野で使用できる教材を開発し,授業で実践を行った。現行の教科書では酸とアルカリを指示薬を用いて区別する実験を自身で執筆したが,次回の教科書改訂に向けて7種類の水溶液をいろいろな指示薬を利用してpHの差から区別する教材を開発して授業で試行した。
また地学分野では鉱物を実際に手に取って,グループごとに模造紙にその鉱物を貼り付けて,まとめて学習発表会で展示し発表する教材も開発した。写真を見るだけでなく,実際に手に取って観察することで鉱物を実感することができる。これは,昨年度の学会発表(「生徒の興味関心を高める地学実験の試み ~地質分野での実践の報告~」 竹田淳一郎 2024年度 日本理科教育学会第74回全国大会(滋賀大会)2024年9月<口頭発表>)の内容を発展させた成果である。
高校の化学分野では,一人一人が簡易で安価に行える実験教材の開発に主眼を置いて研究を行った。昨年度に電気分解の分野で使用できる実験教材を開発し,授業で実践したが,その成果をまとめ,8月の学会で発表をした(「安価にひとりひとりが取り組める電気分解実験の開発とその実践」 竹田淳一郎 令和7年度 全国理科教育大会 岩手大会、2025年8月<口頭発表>)。また,中学校で行った実験を再度高校生向けに再構成して行う教材も開発して実践した。この成果は次年度以降に学会等で発表する予定である。