表題番号:2025C-237
日付:2026/03/12
研究課題「個別具体の状況において選択可能な言語表現群」としての類義表現
| 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | 国際学術院 大学院日本語教育研究科 | 教授 | 小林 ミナ |
- 研究成果概要
- 本研究では、言語能力記述文(Can do)に基づく日本語教育における文法教育をとりあげ、類義表現をどのように捉えるべきかを考察した。その背景には、CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)および「日本語教育の参照枠」において、学習目標が言語能力記述文(Can do)として示されるようになったという社会の動きがある。しかしながら、Can doは単に「詳細な状況を設定してロールプレイをする」といった方法で実現できるものではない。教室活動の工夫以前に、学習内容そのものを見直す必要がある。その際、意義素、品詞、文法カテゴリー、機能、概念といった従来の枠組みで類義表現を整理するのではなく、「個別具体の状況において選択可能な言語表現群」として、ボトムアップのアプローチで捉え直していく必要があり、そのためには日本語学、言語学の知見を十分に踏まえる必要がある。本研究の成果については、次で口頭発表を行った。小林ミナ(2025年8月29日).「文法教育における類義表現を再考する」第28回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム/第27回BATJ年次大会」(キール大学・英国)さらに上記発表を通じて得られたコメントなどを踏まえ、次の科研費に申請し採択された。2026-2030年度 基盤研究(C)(一般)「言語能力記述文に基づく教育実践を類義表現の観点から考察する」(研究代表者・小林ミナ)