表題番号:2025C-181
日付:2026/04/02
研究課題近代日中関係における人的ネットワークの機能とその歴史的評価
| 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | 社会科学総合学術院 社会科学部 | 教授 | 劉 傑 |
- 研究成果概要
- 本研究の目的は、近代日中関係のなかで大きな役割を果たした「人」の要素を、領域を越えた「人的ネットワーク」として捉え、昭和戦前期から21世紀初頭までの日中関係に通底する構造的特徴を実証的に解明することである。2025年度は研究の初年度にあたり、主として昭和戦前期の、日本の「支那通」外交官を中心とする政官界ネットワークと、経済界、メディア、学界などの民間ネットワークが織り交ぜる多彩な対中関係ネットワークの構成を解明することに努めた。史料調査のほか、海外で開催された国際シンポジウムでの発表を行った。また、研究成果として、『日中関係:敵か友か』(共著、東京大学出版会、2026年4月)をまとめあげ、出版することができた。2026年度はネットワークを利用した情報伝達、人の動き、対中政策への関与などを検証し、政策の立案と実行におけるネットワークの機能を明らかにしていきたい。