表題番号:2025C-165
日付:2026/02/03
研究課題InP HBTを用いたD-Band増幅器の研究
| 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 | 教授 | 吉増 敏彦 |
- 研究成果概要
- InP HBTを用いて、100 GHz帯で動作する増幅器の高出力化と高効率化のための回路方式を研究した。従来のバイアス回路では「カレントミラー回路」が用いられているが、「線形領域からのバックオフ時の効率が低くなる」ことが課題である。本課題を解決するため、適応型バイアス回路を設計した。本バイアス回路は、HBTのベース電極とコレクタ電極をショートし、ベース・エミッタ間ダイオードを用いる。
さらに、高出力化のため、2段スタック接続したHBTを採用した。次に、ロードプル・ソースプルシミュレーションを行い、最適な入出力インピーダンスを求め、整合回路を設計した。その結果、回路シミュレーションにより、動作周波数=100 GHz、コレクタ電源電圧=6 Vにおいて、小信号利得=17.9 dB、飽和出力電力=18.5 dBm、最大電力付加効率=38.9 %、6 dB出力バックオフ時電力付加効率=32.4 %の良好な結果が得られた。