表題番号:2024R-037
日付:2025/03/28
研究課題ノイズフィルタの導体レイアウトを対象とした統一的なデータ駆動型最適設計法
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 | 教授 | 山崎 慎太郎 |
- 研究成果概要
本研究は、マクスウェル方程式を忠実に解く高精度電磁界解析技術と、構造最適設計分野の最新の研究成果であるデータ駆動型最適設計法を組み合わせることにより、パワエレ系のノイズフィルタであるElectro Magnetic Interference (EMI) フィルタと通信系のノイズフィルタであるマイクロ波フィルタの両方の導体レイアウト設計問題に適用可能な、高い設計自由度で高性能な解を導出する最適設計法の確立を目指すものである。
上記研究において、本年度は深層生成モデルを利用したデータ駆動型アプローチに基づく統合的レイアウト最適設計法の確立を目指し、EMIフィルタを対象とした応用研究と、マイクロ波フィルタを対象とした応用研究について個別具体的な問題設定を行い、研究を行った。さらに、本最適設計法を磁気シールド設計問題にも適用し、基礎検討レベルでその有用性を確認した。
これらの研究活動に関連して、学術論文1本を IEEE Transactions on Electromagnetic Compatibility に投稿し Conditionally accepted with major revisions の状況である。本論文のAcceptに向けて、さらに研究を進めて行く。