表題番号:2024Q-025
日付:2025/04/09
研究課題SDGs第4目標達成に貢献する教育のグローバルガバナンスの理論化と実証
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 国際学術院 大学院アジア太平洋研究科 | 教授 | 黒田 一雄 |
(連携研究者) | 早稲田大学 | 博士課程学生 | Teh Huijia |
(連携研究者) | 東京大学 | 博士課程学生 | 須藤玲 |
- 研究成果概要
- 従来、教育は国民国家の枠組みで、そのあり方が議論され、政策が形成され、実践がなされてきた。しかし、社会経済のグローバリゼーションは、教育のあり方や教育政策の展開にグローバルな変容を迫っている。国際社会においては、2015年に策定されたSDGs第4目標「質の高い教育」7ターゲットとその政策指標のように、教育分野におけるグローバルガバナンスの枠組みを形成し「グローバル教育政策」を策定しようとする動きがある。しかし、従来の教育政策研究はナショナルレベルの分析が中心であり、国際開放体系下の政策枠組みを意識した研究の蓄積は乏しく、教育のグローバルガバナンス形成に向けての構造的な課題となっている。本研究は「国際的教育諸課題を国際社会がいかに解決し方向づけていくのか」に答える学知を国際共同研究によって生み出すことによって、2025年から2030年にかけて活発化することが予想されるポスト2030・ポストSDGsへの国際的教育政策議論に準備・貢献することを目的に実施された。本年度においては、香港比較教育学会・広島大学での国際教育開発フォーラム・ユネスコアジア地域局(バンコク)での聞き取り調査を行った。