表題番号:2024Q-006
日付:2024/11/10
研究課題市島春城およびその関連史料の総合的研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 文学学術院 文学部 | 教授 | 真辺 将之 |
- 研究成果概要
- 本研究では、科研費によって5年間の研究活動を行った成果について、社会に発表するべく研究をまとめるとともに、申請者の次の研究にそれをどのようにつなげるかという観点から、次につながるような研究活動を行うことを心がけた。具体的には、第一に、市島謙吉に関する研究で得た知見をもとに、東京専門学校出身者の活動について検討を加えた。この成果は、朝河貫一に関する研究論文として、研究論文集の一編として論文を執筆することにつながった。第二に、市島謙吉や早稲田の外側と研究をつなぐことを意識し、特に東京大学出身の政治家・思想家や、イギリス流の政治理念を抱いていた市島や早稲田の人物と対比すべく、ドイツやオーストリアなどに留学・視察した経験を持ち、それらの国の政治体制や思想をもとに自己の思想を打ち立てていた人物に関する研究を行っった。特に研究費をもとに、ドイツやオーストリアを訪問し、これら人物に関係する史跡を訪問し、また関連資料の調査を行うことができたことは有意義であった。これらの成果は今後の研究につながる基盤として活かすことができるものと考える。