表題番号:2024E-027
日付:2025/02/12
研究課題麻酔薬曝露前のタウ凝集状態によって術後認知機能障害の予後は変わるのか
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 講師 | 櫻木 繁雄 |
- 研究成果概要
- ⾼齢者の術後認知機能障害は、揮発性⿇酔薬曝露によってアルツハイマー病病理が増悪することが発症原因のひとつと考えられているが、可逆性である場合が多いことからコンセンサスは得られていない。本課題では、申請者らが開発している⻘⾊光照射でタウ凝集体を⾃在に制御可能な光遺伝学ツールOpto-Tauを用いて、人為的にタウ凝集量を制御し、タウ凝集体と揮発性麻酔薬の関係性に迫る。今年度は、Opto-Tauに照射する光パターンを制御することで(1)比較的短時間で消える凝集(2)安定的凝集(3)アグリソームの3種類のタウ凝集を作り出すことに成功し、その成果をBiophysics and Physicobiology誌に発表した。また、本課題と関連する研究内容について21st IUPAB Congress、Neuro2024にて発表した。