表題番号:2024C-736 日付:2025/04/01
研究課題IOT-機械学習系応用開発のプロトタイピング手法に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 国際理工学センター(理工学術院) 教授 加藤 洋一
研究成果概要
今期はドローン活用の災害対策向けIoTプロトタイピングについて引き続き検討した。植生の変化に対応するため、実際にドローンで撮影した映像に季節変化分の点群を追加して、ここまでに開発してきた災害個所検出と流出した土量を計算するアルゴリズムを適用した。シミュレーションの結果は良好であった。結果はIEICEの研究会にてはぴょうした
別のIoTプロトタイピングとして、フラワーポッドのリモート監視及び水やりの自動化しシステムを構築し、実際に4か月間運用した。エッジ側は農業向けに安価に提供されている土壌湿度センサー、温湿度センサー、光センサー、ポンプ、ESP32 などで構成し、Web 側は Django および SQLiteにより作成した。この仕組みを作成するに際し、ある程度の回路を作成する必要があるなど初心者が難しいと思われる個所を特定することが出来た。実際にバイオレットの鉢に本システムを適用したところ、忘れがちな水やりが自動で行われることで植物が正常に生育するなど、効果が大きいことが分かった。