表題番号:2024C-668
日付:2025/04/04
研究課題多目的を考慮したスケジューリングに関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | データ科学センター | 准教授 | 安田 豪毅 |
- 研究成果概要
本研究では,ジョブに投入する資源に依存して処理時間が定まるスケジューリング問題において,納期遅れを禁止したもとで投入する資源の総和を最小化するアルゴリズムを検討した*.スケジューリング問題において,ジョブを処理する機械は1台であるものとし,ジョブは分割不可能であり,到着時刻の制約と先行制約は無いものとした.ジョブの処理時間については,資源に対して非増加である凸関数とした.このようなスケジューリング問題に対して,ジョブを最も納期の早いものから並べた順序に基づいて,納期遅れが正の値とならないように制約をおいたもとで非線形凸計画問題を解くことにより,スケジュールと投入する資源を近似的に求められることを確認できた.
*基礎検討として,納期遅れの最小化と資源の総和の最小化の2つの目的のうち,一方の納期遅れを固定した場合を扱った.