表題番号:2024C-587
日付:2025/02/06
研究課題男性アスリートにおける相対的エネルギー不足が性腺機能に与える影響
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 | 助教 | 初雁 晶子 |
- 研究成果概要
- 本研究の目的は、男性アスリートにおいてlow energy availability (low EA) に起因する相対的エネルギー不足が性腺機能に与える影響を明らかにすることである。そこで本研究では、持久系アスリート20名 (長距離走選手)、パワー系アスリート20名 (アメリカンフットボール選手) を対象とした。low EAの判断には国際オリンピック委員会が提唱するconsensus statementを参考に血中指標から判断し、競技種目とlow EAとの関連を検討した。結果として、持久系アスリートはパワー系アスリートに比べて、血中テストステロンが有意に低値であることが明らかになった。また、競技種目とlow EA との間に統計学的有意な関係を認め、持久系アスリートはパワー系アスリートに比べてlow EA である者が有意に多いことが明らかになった。本研究に関連する成果は、2025年5月に米国にて行われる国際学会にて発表するために抄録を提出済みである。また、現在はさらに解析を進めて学術論文として発表するために準備を進めている。