表題番号:2024C-538
日付:2025/02/10
研究課題ハワイ語を事例とする危機言語の世代間継承とメディア利用に関する談話分析的研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 社会科学総合学術院 社会科学部 | 教授 | 古川 敏明 |
- 研究成果概要
- 2024年度は、研究協力者の支援を受け、ハワイ語ラジオ番組の音声データおよびポッドキャストの動画データの文字起こしを実施した。これらを基に詳細なトランスクリプトを作成し、口頭発表や論文投稿を進めた。
口頭発表としては、5月に南山大学で開催された「CAN-Asia 7th Symposium on L2 Interaction」において、ポッドキャストにおける相互行為について発表し、出席者からフィードバックを得た。現在、国際学術誌への投稿を検討している。
論文投稿としては、以下の3本を発表した。
-ハワイ州の環境問題をテーマとした公聴会における相互行為に関する論考
-ハワイ語新聞を資料として用いた日本語論文
-上記の日本語論文を拡張した英語論文
さらに、日本へのスタディーツアーを計画しているハワイ大学の教員とZoomで継続的に打ち合わせを行ってきた。本報告書執筆時点では、当該教員と学生を含む約20名のグループが2025年3月に来日予定である。報告者は事前準備として2月にオンライン講義を行うとともに,来日中はアーカイブズ訪問に同行し、シンポジウムを開催・登壇する予定である。