表題番号:2024C-467 日付:2025/07/21
研究課題チリにおける軍政下の記憶と痛みの継承をめぐる人類学的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 内藤 順子
研究成果概要
本課題は、チリにおいて1973年9月から1990年まで続いた軍政以下に関する記憶調査研究である。
強制収容所のうちLondres38と、ヴィジャ・グリマルディはいずれも暴力と苦痛する歴史を継承の場として認知されており、今年度訪問調査を実施してあらためて歴史的事実の凄惨さを実感した。だがいっぽうで施設の維持と継承には様々な問題があることも認められた。本課題では今後、軍政の記憶の継承の現実と、とりまく問題についても広く検討く範囲に含めることとして引き続き調査を実施していく考えである。