表題番号:2024C-428
日付:2025/04/17
研究課題代数的符号理論の総合的研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 教授 | 三枝崎 剛 |
- 研究成果概要
- 〇普遍グラフ族という概念を導入し、それを用いてグラフの完全不変量を構成した。また関係する不変量を複数構成し、基本的なグラフに対してその不変量の値の評価を与えた。〇3限符号のweight分布から、デザインが構成できる条件を与え、古典的な対象であるゴレイ符号の新しい特徴づけを与えた。〇一般化ヤコビ多項式と一般化デザインを導入し、それらが関係することを示した。〇サイクル指数と重さ多項式の関係は古くから知られている。この論文では、重さ多項式の一般化と対応する一般化サイクル指数を導入し、それらの性質を調べた。〇極限的符号からt<6に対して、t-デザインが構成されることが知られている。この論文ではt=6以上のデザインは、ほとんど得られないことを示した。〇タット多項式を一般化し、調和タット多項式を導入し、それらと符号理論との関係を示した。〇リードミュラー符号と拡大ハミング符号のヤコビ多項式と調和重さ多項式を決定し、これらの符号から得られるt-デザインのt-値を決定した。